
腱板損傷・腱板断裂とは、肩の深いところで上腕骨の頭を包むように付いている4つの筋肉の腱(腱板)が、傷んだり切れたりした状態です。年齢とともに腱が弱くなったところに、転倒などのけがが加わって起こるほか、はっきりしたきっかけのないまま切れることもあります。
尼崎市武庫之荘の整体院ファシリテイトは、腱板損傷・腱板断裂と言われた方の肩を、肩甲骨や胸郭、首の動きとのつながりから確かめる神経整体の整体院です。検査と治療の方針は整形外科で決められるものであり、当院は通院中の治療と併用する形でご相談をお受けしています。
腱板損傷・腱板断裂で、こんなお悩みはありませんか
1つでも当てはまる方は、ぜひ最後までお読みください
腱板が傷むしくみ
肩の関節は、ボールのような上腕骨の頭が、浅い受け皿にのった形をしています。大きく動かせる反面、骨の形だけでは安定しにくく、深いところにある4つの筋肉が上腕骨の頭を受け皿に引きつけて支えています。その4つの腱が集まったものが腱板です。
棘上筋 肩甲骨の上側から、肩先の骨(肩峰)の下をくぐって上腕骨に付き、腕を横に上げる動きを支えます。
棘下筋と小円筋 肩甲骨の背中側から上腕骨の後ろ寄りに付き、腕を外へひねる動きを受け持ちます。
肩甲下筋 肩甲骨の肋骨側の面から上腕骨の前側に付き、腕を内へひねる動きを受け持ちます。
日本整形外科学会は、肩峰と上腕骨の頭に腱板がはさまれやすい位置関係と、年齢による腱の衰えが背景にあると説明しています。転倒などのけがが原因になるのは約半数で、残りは日常の動作の中で切れるとされています。
腱板は、腕を動かすあいだ上腕骨の頭を受け皿に保ち、肩の外側の大きな筋肉が力を出しやすい状態をつくっています。脳は、肩の位置や筋肉の張りの知らせを受け取りながら、筋肉を働かせる順番を調整しています。腱板が傷むとこの順番が変わり、肩をすくめるようにして腕を持ち上げる動き方になることがあります。
五十肩とどう違う?
腱板損傷・腱板断裂と五十肩(肩関節周囲炎)は、どちらも中高年に多く、動かしたときの痛みや夜間の痛みが出るため、区別がつきにくいことがあります。主な違いは次のとおりです。
人に上げてもらうと 五十肩では、関節のまわりが硬くなるため、人に腕を持ち上げてもらっても上がりにくくなります。腱板断裂では、五十肩のように関節が硬くなることは少なく、支えてもらうと上がることがあります。
自分で上げると 腱板断裂では、腕を上げる途中で力が入りにくい、肩の前の上あたりでこすれるような音がするといった変化が出ることがあります。一方で、痛みはあっても自分で腕を上げられる人も少なくありません。
夜間の痛み 夜間の痛みはどちらにも起こります。腱板断裂では、夜の痛みで眠れないことが受診のいちばんの理由になると、日本整形外科学会は説明しています。
年齢を重ねると、腱板の断裂は珍しいものではなくなります。ある村の住民664人の肩を超音波で調べた日本の研究では、腱板断裂が見つかった人のうち約3分の2(65.3%)に、肩の症状がありませんでした。済生会の解説でも、大きな断裂があっても痛みがなく、気づかないまま過ごす人もいるとされています。
画像で断裂が見つかっても、痛みの出方は人それぞれです。断裂の有無や程度の正確な見きわめは、エコー(超音波)やMRIなどで整形外科が行います。
先に受診してほしいサイン
肩の痛みの中には、腱板以外の確認が必要なものや、急いで受診したほうがよいものがあります。
けがのあと 転んで肩や手をついた、重い物を持ち上げた、といったあとに急に腕が上がらなくなったときは、早めに整形外科を受診してください。けがをきっかけにした腱板断裂もあります。
眠れない痛み 夜も眠れないほどの痛みが続くときは、我慢を重ねず、整形外科で相談してください。がんの治療を受けたことがある方に新しい肩の痛みが出てきたときも、整形外科かがんの主治医に早めに相談してください。
腕のしびれ 腕や手のしびれを伴うときは、肩だけでなく首など、ほかの部位の確認も必要です。整形外科を受診してください。しびれや腕の上がりにくさが急に出て、顔の片側のゆがみやろれつが回らないといった症状を伴うときは、脳卒中のおそれがあります。すぐに救急車を呼んでください。
熱と腫れ 肩が赤く腫れて熱をもっている、発熱を伴うといったときは、関節の感染などのこともあるため、その日のうちに医療機関を受診してください。肩に注射を受けたあとに起きたときは、注射を受けた医療機関へすぐに連絡してください。
胸の痛みを伴う 胸の締めつけや圧迫感があり、冷や汗や息苦しさ、吐き気を伴う肩や腕の痛みは、心臓の病気のサインのことがあります。すぐに救急車を呼んでください。歩く、階段を上るといった動作で肩や腕が重く痛み、休むと引いていく場合も、心臓の病気のことがあるため、早めに循環器内科を受診してください。
強い症状が急に出たときは、迷わず救急車(119番)を呼んでください。救急車を呼ぶか決めかねる場合は、救急安心センターひょうご(#7119。尼崎市内の固定電話からは078-331-7119)へ相談できます。
医療機関での治療
腱板損傷・腱板断裂の検査と治療は、整形外科が中心です。エコーやMRIで腱の状態を確かめ、症状と検査の結果をふまえて、主治医と治療の方針を決めていきます。
手術以外の治療 痛み止めの飲み薬、肩関節へのヒアルロン酸やステロイドの注射、病院のリハビリ(残っている腱板のはたらきを引き出す運動など)が行われます。日本整形外科学会は、70%は手術以外の治療で症状が軽くなるとしています。
手術 関節鏡(小さなカメラ)などを使って、切れた腱を修復する手術があります。手術のあとは数週間、装具で肩を固定し、その後に病院のリハビリが続きます。
術後の約束事 装具をつける期間、動かしてよい範囲、してはいけない動きは、手術の方法や腱の状態によって執刀医が決めます。
注射や手術を受けるかどうかは、主治医とご本人が決めることです。治療をやめてほしいと当院から申し上げることはありません。
当院でできること
当院では、肩そのものに強い力をかけず、痛みのない範囲で、肩甲骨・胸郭(肋骨のかご)・首の動きと、腕を上げるときの順序を確かめます。院長の北村が、初回から毎回の施術までを担当します。
初回に伺うこと 医師から伝えられた診断名と断裂についての説明、きっかけ、夜の痛み、つらい動作、注射や病院のリハビリの状況、飲んでいるお薬を伺います。手術を受けた方は、執刀医から指示されている装具の期間や動かしてよい範囲、禁止されている動きを、初回に必ず確認します。
上げ方の順序 腕を上げるときは、肩甲骨が回りながら上を向き、胸の背骨が伸び、肋骨が広がるといった動きが順番に重なります。どこで順番が崩れ、肩をすくめる動きが入るのかを、痛みの出ない範囲で見ていきます。
肩甲骨と胸郭 肩甲骨が前に巻き込んでいないか、胸の背骨や肋骨が呼吸とともに動いているか、首に余分な力が入っていないかを、痛みの出ない姿勢のまま確かめます。
やわらかい刺激 肩そのものには強い力をかけず、肩甲骨のまわりや背中、首から腕へ続く神経の通り道を、やわらかい刺激で確かめながら施術します。
毎回の記録 痛みが出はじめる腕の角度、夜に目が覚める回数(ご本人のお話)、着替えや髪を結ぶ動作の様子を、毎回同じ手順で記録します。その記録をもとに、変化を一緒に見ていきます。
ご自宅の目安 寝るときの腕の置き方や物の持ち方など、日常での負担の少ない姿勢や動き方の目安をお伝えします。
手術後の方は、主治医の許可、装具の期間、禁止されている動きを優先します。手術した肩と傷のまわりには、押す力も引く力も強くはかけません。当院の施術は、切れた腱そのものをつなぐものではありません。変化の出方には個人差があります。当院の施術は、医療機関での診断や治療の代わりになるものではありません。
ご自宅での工夫
痛みのある時期に取り入れやすい、安全な工夫の目安です。主治医の指示や、病院で教わった運動がある場合は、そちらを優先してください。
寝るとき 仰向けで寝るときは、痛む側のひじの下にたたんだタオルやクッションを入れ、腕が後ろへ落ち込まないようにします。横向きなら、痛む肩を上にします。
物の持ち方 重い物は体に引き寄せて両手で持ち、腕を伸ばしたまま持ち上げないようにします。買い物の荷物は、痛まない側の手や、リュックに分けます。
高い所の物 よく使う食器や日用品は、肩より低い棚へ移します。洗濯物の竿も低めにすると、腕を上げ続ける時間を減らせます。
肩以外を動かす 痛みのない範囲で、ひじの曲げ伸ばしや手を握って開く運動をして、肩以外は動かしておきます。肩そのものの運動は、病院で教わった範囲で行ってください。
冷やさない 冷房の風が肩に当たると痛みを強く感じる方は、薄手のストールなどで肩を覆っておきます。
施術は、院長の北村隆行がすべて担当します。経歴は院長プロフィールをご覧ください。
よくあるご質問
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参考にした資料
・Minagawa H, et al. Journal of Orthopaedics 2013;10(1):8-12(住民検診による症状あり・なしの腱板断裂の調査)
※医学的な説明は上記の資料にもとづいています。当院の施術の結果を示すものではありません。
初めての方へ
初めての方は、症状にかかわらず初回3,980円(税込)です。2回目以降の料金や回数券は、料金・施術の流れをご覧ください。ご予約は、LINE・お電話(070-8412-1136)・ネット予約で承っています。


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